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妊娠してから口臭が気になる!妊娠したら歯周病になりやすいって本当?
こんにちは。
福岡市南区の歯医者「医療法人隆光会 大橋南たかきやすたか歯科クリニック」です。
妊娠すると、お口の中にさまざまな変化が起こります。
なかには、口臭が強くなったと感じる方もいらっしゃるでしょう。
妊娠中は女性ホルモンのバランスの乱れや精神的なストレスから、唾液の分泌量が低下します。
唾液にはお口の中を清潔にする役割があるため、結果的に、口臭が増加するのです。
口臭以外にも、気を付けていただきたいのが、妊娠中の歯周病です。
妊娠中は歯周病に気を付けましょう
一般的に、妊娠中は歯周病になりやすいといわれています。
妊娠によって増加した女性ホルモンが、歯周病菌の増殖を促すことが、理由の一つです。
また、つわりで気分が優れずに、いつも通りに歯磨きができないことで、お口に汚れが溜まりやすいことも関係します。
歯周病が悪化すると、炎症性物質が血管に入り込み、子宮を収縮させて、早産や低体重児出産を誘発するリスクが高まります。
歯周病の症状がある妊婦さんが低体重児を出産する確率は、症状がない妊婦さんよりも6.6倍も高いというデータもあるほどです。
(参考:口腔衛生学会雑誌 2016 年 66 巻 3 号 p. 322-327「妊娠期の歯周状態と低体重児出産のリスクに関する観察研究」より) >
妊娠中のお口のケアのポイント
妊娠中は、体調によっては思うようにケアを行えない日もあるかと思いますが、
・できるだけ体調のよい時間帯を選んで短時間で終わらせる
・寝る前は丁寧にケアする
・小さいヘッドの歯ブラシを使用する
・かおりの強い歯磨き粉の使用は控える
・洗口液を活用する
などといった工夫で、お口の清潔を維持しましょう。
妊娠中にむし歯や歯周病になると、妊娠週数によっては、治療内容が限られることがあります。
また、産後も赤ちゃんのお世話で忙しく、ご自身の通院が後回しになるケースが多くみられますので、できるだけむし歯や歯周病にならないように、適切なケアで予防することが大切です。
妊娠中のお口のケアはマタニティ歯科のある大橋南たかきやすたか歯科クリニックへ
赤ちゃんはむし歯菌を持たずに生まれてきます。
成長の過程で周りの大人から、唾液を介して、お口の中に入ることで、むし歯を発症するのです。
大切なお子さまをむし歯から守るためにも、妊娠中にしっかりと治療・予防ケアを行いましょう。
安心して出産の日を迎えられるように、まずは安定期に入ったらマタニティ歯科検診にお越しください。
福岡市南区の「大橋南たかきやすたか歯科クリニック」はマタニティ歯科・小児歯科のある歯科医院です。
生まれてくる前から、そして生まれてからも、生涯にわたってお口の健康維持をサポートしますので、どのようなお悩みでもご相談ください。